統計データから読み解く交通違反取締りの目的



まず平成22年に検挙された
法令別違反内訳ベスト5をみてみましょう。
(取締り総数は804万件/放置違反は件数に含みません)

1.スピード違反(30%)
2.携帯電話使用違反(16%)
3.一時不停止(14%)
4.通行禁止(10%)
5.信号無視(9%)

※この5つのジャンルで、80%を占めています。平成2122年度ともに大きな変化はありません。


そして平成22年度人身事故原因ベスト5。

1.  安全運転義務違反(74.4!!
2.交差点安全進行違反(5.7%)
3.一時不停止(4.9%)
4.歩行者妨害・横断自転車妨害(3.2%)
5.信号無視(3.1%)

安全運転義務違反が事故原因の
約8割を占めています。

ちなみに安全運転義務違反とは道路交通法70条の
「ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、
交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で
運転しなければならない」という規定に反した行為をいいます。
事故が発生した場合において、
速度超過や一時停止違反などの
具体的な通行違反や義務違反が
認められないときに限って適用されます。


この交通違反検挙実績と人身事故原因実績を比較していただいて、
皆さんの目には何が映るでしょうか?
現在の警察による交通違反取締りは、
事故を有効に抑止しており、正しい方式であるとお考えでしょうか?

ワタクシとしましては、
「人身事故には直接関係ない違反だけど、検挙しやすい違反を捕まえておけば、
とりあえず働いたことになるし、反則金収入でOBを含めて警察一家が
潤うから、今まで通りこのままの方針継続でいいや」
という、典型的なお役所の
やっつけ仕事にしか見えません。

つまり、交通事故撲滅を大義とするはずの警察の交通行政のはずなのに、
その実現のために効果的な交通違反検挙を
行っていないという事実がありありと見えて参ります。

ちなみに安全点義務違反を抑止するためには
取締りよりも免許制度をみなおす(高齢者への付与制限や
実技試験の高度化)ことが効果的ですが、
過去から連綿と積み上げてきたシステムには、
まったく具体的な手を付けないられない
お役所(官僚組織)の悲しい性ですね・・・。

あたかも原発の対津波基準が、警鐘はあったにせよ
見直されることはなかったのごとく。


したがって、
もし今後「彼等のやっつけ仕事」的な
取締りに遭遇した際は、
正々堂々と「否認」を貫き、
一刻も早く「事故抑止を目的」とした正常な
取締りが行われるための
一助になりたいと考えています^^


もはやこれは交通安全を願うドライバーの
義務ではないかとさえ
真剣に考えはじめています。


※平成21・22年に検挙された法令別違反内訳表

違反区分
平成22
平成21
増減数
件数
構成比
件数
構成比
無免許
33,832
0.42%
36,817
0.44%
-2,985
酒酔い
848
0.01%
954
0.01%
-106
 
酒気
0.25以上
21,878
0.27%
22,756
0.27%
-878
帯び
0.25未満
17,047
0.21%
18,091
0.22%
-1,044
 
 
38,925
0.48%
40,847
0.49%
-1,922
 
小計
39,773
0.49%
41,801
0.50%
-2,028
50㌔オーバー
26,694
0.33%
28,701
0.34%
-2,007
50㌔未満
331,497
4.12%
358,046
4.29%
-26,549
30㌔未満
413,083
5.14%
446,540
5.35%
-33,457
25㌔未満
868,926
10.81%
949,258
11.37%
-80,332
20㌔未満
727,975
9.05%
763,252
9.15%
-35,277
15㌔未満
47
0.00%
52
0.00%
-5
 
小計
2,368,222
29.45%
2,545,849
30.50%
-177,627
信号無視
691,564
8.60%
696,314
8.34%
-4,750
歩行者妨害
63,771
0.79%
64,643
0.77%
-872
一時不停止
1,137,195
14.14%
1,194,391
14.31%
-57,196
過労運転等
60
0.00%
53
0.00%
7
積載10割以上
1,055
0.01%
1,022
0.01%
33
積載10割未満
2,622
0.03%
2,830
0.03%
-208
積載5割未満
2,277
0.03%
2,268
0.03%
9
(過積載の小計)
5,954
0.07%
6,120
0.07%
-166
 
積載方法等
12,231
0.15%
5,367
0.06%
6,864
 
小計
18,185
0.23%
11,487
0.14%
6,698
通行禁止
796,104
9.90%
791,131
9.48%
4,973
追越し・通行区分
291,799
3.63%
315,936
3.79%
-24,137
徐行
2,809
0.03%
3,174
0.04%
-365
整備不良車運転
65,272
0.81%
78,538
0.94%
-13,266
消音器不備
4,044
0.05%
4,184
0.05%
-140
踏切不停止等
121,589
1.51%
122,137
1.46%
-548
携帯電話使用等
276
0.00%
203
0.00%
73
危険違反
0.00%
0.00%
携帯電話使用等使用違反
1,317,099
16.38%
1,251,568
15.00%
65,531
右左折方法
79,818
0.99%
89,600
1.07%
-9,782
騒音運転等
349
0.00%
306
0.00%
43
その他
521,984
6.49%
526,110
6.30%
-4,126
駐停車禁止場所等違反
53,938
0.67%
56,387
0.68%
-2,449
 
うち放置駐車違反
46,629
0.58%
48,465
0.58%
-1,836
駐車禁止場所等違反
345,215
4.29%
428,993
5.14%
-83,778
 
うち放置駐車違反
322,695
4.01%
400,408
4.80%
-77,713
免許不携帯違反
88,046
1.09%
86,138
1.03%
1,908
合計
8,040,944
 
8,345,760
 
-304,816

激高、あおり…ハンドル握ると攻撃的になる“人格変貌”男の犯行か 東名高速夫婦死亡事故

本事件、運転者個人の人格に論点をあつめるような報道が目につきます。 誰が彼に運転免許証を与え、 かつ、更新を許可したのか? という、論議には発展しませんね。 ほとほと、日本の大手メディアの 限界(意図的?)を感じざるを得ません。 ...